重複排除ボリューム

データ削減プール内のシン・プロビジョニング・ボリュームおよび圧縮ボリュームで重複排除を構成することで、さらに容量を節約できます。重複排除は、データ削減の一種で、データの重複コピーを除去します。

重複排除を使用すると、システムはシグニチャー と呼ばれる固有のデータ・チャンクを識別して、新規データがストレージに書き込まれるかどうかを判別します。 重複排除は、ハッシュ・ベースのソリューションです。つまり、データのチャンクは、データ自体ではなくシグニチャーと比較されます。新規データのシグニチャーがシステムに保管されている既存のシグニチャーと一致する場合、新規データは参照に置き換えられます。 参照は、データをストレージに書き込む代わりに、保管されているデータを指します。このプロセスにより、新規データをストレージに書き込まないことで、バックエンド・ストレージの容量が節約されるほか、既存のシグニチャーを持つデータに対する読み取り操作のパフォーマンスが向上する場合もあります。同じデータ・パターンが何度も発生する可能性があり、重複排除によってシステムに保管する必要のあるデータ量が減少します。 すべてのハッシュ・ベースの重複排除ソリューションに、着信データの一致の検索をサポートするリポジトリーが組み込まれています。システムには、データのシグニチャーをボリュームおよびその仮想アドレスにマップするデータベースが含まれています。 着信書き込み操作のシグニチャーがデータベースに保管されていない場合、重複は検出されず、着信データはバックエンド・ストレージに保管されます。データベースに使用可能なスペースを最大化するために、システムは、重複排除ボリュームを含む入出力グループ内のすべてのノード間で、このリポジトリーを分散します。各ノードが、データベースに保管されているレコードのそれぞれ異なる部分を担当します。システムのノードが除去あるいは追加されると、データベースはノード間で再配分され、使用可能メモリーをフルに使用できるようにします。

ボリュームを作成する際に、サポートされる他の容量節約方式 (圧縮やシン・プロビジョニングなど) と一緒に重複排除を組み込むように指定することができます。 重複排除ボリュームは、データ削減プールに作成する必要があります。標準プール内に既存のボリュームがある場合、そのボリュームをデータ削減プールにマイグレーションすると、重複排除を追加してボリュームの容量節約を増やすことができます。