サポート・アシスタンスの構成

管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースを使用して、ローカルまたはリモートでサポート・アシスタンスを構成することができます。

サポート・アシスタンスにより、サポート担当員がシステムにアクセスし、トラブルシューティング・タスクおよび保守タスクを実行できるようになります。システム管理者は、個々のセッションにアクセス制御を追加することができます。ローカル・サポート・アシスタンス (サポート担当員がサイトを訪問してシステムの問題を修正する) あるいはリモート・サポート・アシスタンスを構成することができます。ローカルおよびリモートのどちらのサポート・アシスタンスも、セキュア接続を使用してサポート・センターとシステムの間のデータ交換を保護します。 システム管理者は、アクセス制御をさらに追加することができます。 システムは、ローカルおよびリモートの両方のサポート・アシスタンスをサポートします。 オンサイト・サポートのみを必要とする制約事項がある場合は、ローカル・サポート・アシスタンスを使用します。他の認証方式とは異なり、ローカル・アシスタンスが構成されている場合、サポート担当員がシステムに対して実施するすべてのアクションを監査することができます。リモート・サポート・アシスタンスを使用すると、サポート担当員は、オンサイトを訪問することも、サポート・センターからのセキュア接続経由でシステムにリモートからアクセスすることもできます。ただし、システムとサポートの間のリモート・サポート・アシスタンスを有効にする前に、最初に、ローカル・サポート・アシスタンスを構成する必要があります。 リモート・サポート・アシスタンスを有効にした状態で、同時に Assist On-Site ツールを使用することはできません。

サポート担当員は、システム上の問題のトラブルシューティングを、スナップ、ダンプ、および各種トレース・ファイルなどのサポート・パッケージに依存しています。管理 GUI およびコマンド・ライン・インターフェースは、サポート・センターへのこのデータの安全な送信をサポートします。さらに、サポート担当者は、お客様の許可を得て新規のビルド、パッチ、およびフィックスをシステムに自動的にダウンロードする場合があります。このダウンロード機能は、コマンド・ライン・インターフェースからのみ使用可能です。

前提条件

リモート・サポート・アシスタンスを構成する場合は、すべての構成で以下の前提条件が必要です。

ご使用のシステムをインターネットへの直接アクセス用に構成できる場合は、以下の接続を許可するようにネットワーク管理者に要求してください。
  • ポート 22 での 129.33.206.139 および 204.146.30.139。これらの IP アドレスおよびポートは、リモート・サポート・アシスタンス用のサポート・サーバーへの接続に使用されます。
  • ポート 443 での 129.42.56.189、129.42.54.189、および 129.42.60.189。これらの IP アドレスおよびポートは、システムからサポートにサポート・パッケージをアップロードするために使用されます。
  • ポート 22 での 170.225.15.105、170.225.15.104、170.225.15.107、129.35.224.105、129.35.224.104、および 129.35.224.107。これらの IP アドレスおよびポートは、サポートからシステムにソフトウェアをダウンロードするために使用されます。
  • ご使用のシステム上で DNS サーバーが定義されている必要があります。サポート・パッケージのアップロードおよびソフトウェアのダウンロードには、DNS が必要です。
ご使用のシステムがインターネットに直接アクセスするように構成されていない場合、あるいは複数のストレージ・システムからのトラフィックを同じ場所にルーティングしたい場合は、リモート・サポート・プロキシー・サーバーを構成する必要があります。リモート・サポート・プロキシー・サーバーを使用してサポート・パッケージをアップロードしたり、ソフトウェアをダウンロードしたりすることはできません。
  • リモート・サポート・アシスタンスを構成する前に、リモート・サポート・プロキシー・サーバーを個別にインストールして構成する必要があります。詳しくは、リモート・サポート・プロキシーに関するトピックを参照してください。
  • リモート・サポート・アシスタンスのセットアップ中に、「リモート・サポート・センター (Remote Support Centers)」ページでプロキシー・サーバーの IP アドレスおよびポート番号を指定します。

管理 GUI を使用する場合

サポート・アシスタンスを構成するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理 GUI で、「設定」 > 「サポート」 > 「サポート・アシスタンス」 > 「サポート・アシスタンスのセットアップ」を選択します。
  2. 以下のいずれかのオプションを選択します。
    サポート担当員はオンサイトのみで作業可能
    ローカル・サポート・アシスタンスを構成するには、このオプションを選択します。ご使用のシステムにオンサイト保守を必要とする特定の制約事項がある場合は、このオプションを使用します。 このオプションを選択する場合、「完了」をクリックしてローカル・サポート・アシスタンスをセットアップします。
    サポート担当員がオンサイトとリモートの両方でシステムにアクセス可能
    リモート・サポート・アシスタンスを構成するには、このオプションを選択します。サポート担当員がサポート・センターからセキュア接続経由でシステムにアクセスすることを許可するには、このオプションを使用します。 セキュア・リモート・アシスタンスには、有効なサービス IP アドレス、コール・ホーム、およびオプションのプロキシー・サーバー (ファイアウォールを使用して内部ネットワークを保護している場合) が必要です。 このオプションを選択する場合、「次へ」をクリックして、サポート・センターおよびオプションのプロキシー・サーバーの IP アドレスを指定します。
  3. ローカル・サポート・アシスタンスとリモート・サポート・アシスタンスの両方を構成する場合は、事前構成されたサポート・センターを検証してください。 オプションで、「リモート・サポート・センター (Remote Support Centers)」ページでプロキシー・サーバーの名前、IP アドレス、およびポートを入力します。プロキシー・サーバーは、インターネットに直接アクセスしないシステムによって、あるいは複数のストレージ・システムから同じ場所にトラフィックがルーティングされる場合に使用されます。
  4. 「リモート・サポート・アクセス設定」ページで、以下のいずれかのオプションを選択して、いつサポート担当員がシステムにアクセスして保守の実施および問題の修正を行うことができるかを制御します。
    常時
    サポート担当員は、いつでもシステムにアクセスすることができます。このオプションでは、リモート・サポート・セッションを手動で開始する必要はなく、セッションは中断することなく開いた状態のまま保持されます。
    許可された場合のみ
    システム管理者は、サポート担当員がシステムにアクセスする前に、権限を付与する必要があります。 このオプションでは、リモート・サポート・セッションを手動で開始する必要があり、セッションが自動的に閉じられる前にセッションをアイドル状態にしておくことができる最大時間を指定することができます。
  5. 「終了」をクリックする。
  6. アクセス権のみを持つリモート・サポート・アシスタンスを構成した後、サポート・センターとシステムの間でセッションを開始することができます。 「サポート・アシスタンス (Support Assistance)」ページで、「新規セッションの開始 (Start New Session)」を選択し、サポート・ユーザーがシステムからログオフする前にセッションをアイドル状態にしておくことができる分数を指定します。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

ローカル・サポート・アシスタンスを構成するには、次のコマンドを入力します。
chsra -enable
リモート・サポート・アシスタンスを構成するには、次のコマンドを入力します。
chsra -remotesupport enable