SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 ノードのラック搭載の計画
ラック内のシステムの物理的な取り付けを計画するには、ラック搭載の例を使用して、必要なスペースとアクセスが得られることを確認します。これらのインストール済み環境は、さまざまな取り付けシナリオを提供し、ラックに SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 ノードを取り付けるためのガイドラインを示します。
SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 ノードを取り付ける前に、いくつかの要因を検討します。 新規システムを作成するのか、古いノード・モデルで構成された既存のシステムにノードを追加するのかを判別します。
新規システムを作成する場合は、単一ラック搭載方式でノードを取り付けるのか、二重ラック搭載方式でノードを取り付けるのかを判別する必要があります。SAN ボリューム・コントローラー 2145-24F 拡張エンクロージャーも追加する場合は、SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 ノードとそれぞれの SAN ボリューム・コントローラー 2145-24F エンクロージャーの間の距離が 6 メートルに制限されます。
単一ラック搭載と二重ラック搭載に関する考慮事項
単一ラック搭載を実装するのか、二重ラック搭載を実装するのかを判別する際には、導入先のデータ・センターのあらゆる側面を検討する必要があります。ストレージ環境全体の高可用性設計を考慮してください。単一ラック搭載では、8 つのノードのすべてが単一のラックに取り付けられます。二重ラックでは、これらのノードは 2 つの別個のラック間に分割され、A ノードは一方のラックにあり、B ノードはもう一方のラックにあるというようになります。
データ・センターに電源の冗長属性が備わっており、ご使用のストレージ環境に十分な予備コンポーネントがない場合は、単一ラックを実装すると、二重ラックに関連したコストを節約できます。
データ・センターに十分な電源の冗長性がないか、十分な予備コンポーネントが含まれていない場合は、二重ラック設計の追加コストは正当化されます。この場合は、二重ラックにより、ストレージ環境全体の高可用性と冗長性のレベルが高まります。
また、将来、ストレージ環境に別のシステムを追加する予定の場合は、追加する予定のノード用に二重ラック搭載方式で各ラックにスペースを予約しておくことができます。
- データ・センターに関する考慮事項
- 既存のデータ・センターにノードを取り付ける場合は、必ず、ご使用のインストール済み環境に影響を与える以下の考慮事項を理解してください。
- 予備電源の機能
- ほとんどのデータ・センターでは、電源障害が発生した場合に備えて、データ保護および可用性のために十分な予備電源を実装しています。 しかし、データ・センターは、ラックへの電源の冗長性 (電源回路パネルや床上の PDU など) と、ラック内の電源の冗長性 (二重電源ストリップやラック内 PDU など) の両方を備えている必要があります。さらに、データ・センターは、データ・センター全体に障害が発生した場合に、無停電電源装置やジェネレーターなどの高可用性の電源構成も備えている必要があります。
- 防火システム
- データ・センターに設置されるオーバーヘッド・スプリンクラー・システムやアラームなどの防火システムを検討してください。
- ストレージ・コンポーネントの配置と分離に関する考慮事項
- 以下の各ストレージ・コンポーネントには、単一ラック実装と二重ラック実装の間での選択に影響を与える要件がある可能性があります。
- バックエンド・ストレージ
- 単一のバックエンド・ストレージ・デバイスに接続される単一システムを実装する場合、システムを 2 つのラック間に分割しても、それによってストレージ環境に追加の利点が提供されることはありません。しかし、複数の装置があり、環境が十分な予備コンポーネントを備えている場合は、二重ラック設計に投資すると、システムの可用性を高めるのに役立ちます。
- SAN スイッチ
- ペアのスイッチを同じラックに取り付けた場合は、ノードを 2 つのラック間に分離する必要はありません。スイッチが異なるラックに別々に取り付けられている場合は、ノードをそれぞれ別個のラックに取り付けると、実装が一貫性のあるものとなり、一方のスイッチに障害が起きた場合に冗長性がもたらされます。
- コンポーネント間の物理的な距離
- 複数のラック間に分散されている複数の冗長装置を備えたストレージを実装する場合、必ず、それぞれのコンポーネントが異なる電源を持ち、異なる防火ゾーンにあるようにしてください。そのようにしないと、火災や電源障害が発生した場合に、ストレージ環境が危険にさらされる可能性があります。
ラックの選択に関する考慮事項
- データ・センターに関する考慮事項
- システムの導入先のデータ・センターのスタッフに連絡して、データ・センター全体で使用されるラックに関する要件があるかどうかを確認してください。特定の要件がある場合は、ご使用のラックがそれらの標準を満たしていることを確認してください。
ラックに関する要件がない場合は、可能であれば、データ・センター内の他のラックと同じ高さのラックを選択してください。
- ラックのサイズに関する考慮事項
- すべてのモデルのデフォルトの高さは、42 ユニットの高さです。選択したラックの高さのスペースが適切であることを、データ・センターの担当者と一緒に確認してください。一部のデータ・センターでは、より低いラックが必要とされる場合があります。 取り付けるノードやコンポーネントのほかに、ケーブル接続、ケーブル接続管理機能、および関連のハードウェアに必要なスペースも必ず考慮してください。