以前の無停電電源装置 (uninterruptible power supply) を取り外した後でのみ、2145 UPS-1U
を交換できます。
始める前に
各注記の終わりにある括弧で囲んだ参照番号 (例えば D005) を使用して、その注記に対応する翻訳文を「IBM System Storage SAN Volume Controller Safety Notices」で見つけてください。
危険
無停電電源装置 (UPS) のユニットには、特定の有害物質が含まれています。
ご使用の製品に UPS が組み込まれている場合は、以下の予防措置を守ってください。
- UPS には致命的な電圧が含まれています。修復および保守を行うのは、
認可されたサービス・サポート担当者に限定する必要があります。 UPS の内部にはユーザー保守が可能な部品はありません。
- UPS には、それ自体のエネルギー源 (バッテリー) が含まれています。UPS が AC 電源に接続されていなくても、出力コンセントに電圧がかかっていることがあります。
- UPS が電源オンのときは、入力コードを取り外したり、あるいはプラグを抜いたりしないでください。
こうすると、UPS、および UPS に接続された装置からの安全接地が機能しなくなります。
- 必要な電子部品およびバッテリーのために、UPS には重量があります。
損傷を避けるために、以下の予防措置を守ってください。
- UPS を 1 人で持ち上げようとしてはなりません。別のサービス担当者に手伝ってもらってください。
- UPS を配送カートンから取り出したり、ラックへの取り付けあるいはラックからの取り外しを行う場合は、事前にバッテリーまたは電子アセンブリー、あるいはその両方を UPS から取り外してください。
(D007)
注意:
この部品またはユニットは重いですが、重量は 18 kg 未満です。この部品またはユニットを持ち上げる時、取り外す時、またはインストールする時には、注意してください。(C008)
このタスクについて
2145 UPS-1U
を交換するには、次の手順で行います。
手順
- 2145 UPS-1U
の前面を手前に向けて、平らで安定面に、2145 UPS-1U
を置きます。
- 2145 UPS-1U
の各側面で、提供された 4 個の M3 × 6 ねじ (図 1 の 2 ) を使用して、取り付け金具の長い方の端を 2145 UPS-1U
に取り付けます。
図 1. 2145 UPS-1U
用の UPS 取り付け金具の取り付け
- ラックの正面に立ち、2145 UPS-1U
の背面をサポート・レールに乗せ、次に 2145 UPS-1U
をスライドさせてラックに入れます。
- 2145 UPS-1U
の前面で、2 本の取り付けねじ (図 2 の 1 ) を取り付けます。
図 2. 2145 UPS-1U
用の取り付けねじ
- 2145 UPS-1U
のフロント・パネルを、
図 3 に示すように、手前に引いてから左に引いて取り外します。
注: パネルの右側を 2145 UPS-1U
から引き離すのが困難な場合はマイナス・ドライバーの刃先をカバーの右側とフレームの間に挟み、てこを応用して慎重に外してください。
図 3. 2145 UPS-1U
のフロント・パネルの取り外し
- 保護テープを内部バッテリー・コネクター (図 4 の円内) から取り外します。
図 4. 保護テープ付きの 2145 UPS-1U
内部バッテリー・コネクター
- 内部バッテリー・コネクター (図 5 の円内) を接続します。
図 5. 内部バッテリー・コネクターを適所に収めた 2145 UPS-1U
注: バッテリーを接続すると、わずかに弧状になることがあります。これは正常であり、装置を損傷したり、安全上の問題を引き起こすことはありません。
- フロント・パネルを再度取り付ける。
- 2145 UPS-1U
の背面で、SAN ボリューム・コントローラー
の電源ケーブルをロード・セグメント 2 コンセント (図 7 の 3 ) に接続します。
該当する場合、電源ケーブル保持ブラケット (図 6 に示す) を取り付けます。
注: 2145 UPS-1U
は、データをローカル・ハード・ディスクに保存できるまでの間、単一の SAN ボリューム・コントローラー
・ノードの電源を維持することを意図しています。
SAN ボリューム・コントローラー
のノードのみが、2145 UPS-1U
に接続できます。それ以外は SAN ボリューム・コントローラー
クラスターの誤動作を引き起こします。2145 UPS-1U
には 1 台の SAN ボリューム・コントローラー
のみを接続する必要があり、その他の接続はできません。
図 6. 2145 UPS-1U
に接続された 2145 UPS-1U
のケーブル保持ブラケット
- SAN ボリューム・コントローラー
の信号ケーブルを通信ポート (図 7 の 2 ) に再接続します。
- 2145 UPS-1U
の主電源ケーブルを (電力配分装置または 冗長 AC 電源スイッチ のいずれかからの) 入力コネクター (図 7 の 1 ) に再接続します。
注: 2145 UPS-1U
が作動していないと思われる場合は、電源ケーブルが適切に接続されていることを確認するか、または電源ケーブルを接続し直してください。
これで、2145 UPS-1U
は待機モードになり、SAN ボリューム・コントローラー
がオフラインになるはずです。図 7 に示されているすべてのインディケーターがオフになります。
- 2145 UPS-1U
の電源をオンにするために、オン/オフ・ボタン (図 8 の 7 ) を押したままの状態にします。2145 UPS-1U
の一部のバージョンでは、オン/オフ・ボタンを押すために、ねじ回しのような先の尖った道具が必要な場合があります。2145 UPS-1U
は自己診断テストを行います。これには約 5 秒かかります。その後で、電源オン・インディケーター 6 と負荷インディケーター ( 1 および 2 ) が恒常的に点灯し、2145 UPS-1U
が SAN ボリューム・コントローラー
に電源を供給していることを示します。2145 UPS-1U
は、通常モードのときにバッテリーの充電を開始します。
図 8. 2145 UPS-1U
のフロント・パネル・アセンブリー
注: 2145 UPS-1U
バッテリーが十分充電されていない場合は、SAN ボリューム・コントローラー
・ノードはクラスターに結合できません。このノードでは「充電中 (Charging)」がフロント・パネルに表示されます。この状態は 2145 UPS-1U
バッテリーが十分に充電されるまで続きます。これには 1 時間を要します。SAN ボリューム・コントローラー
・ノードがクラスターに再結合すると、2145 UPS-1U
バッテリーの充電を終了する間、フロント・パネルには「リカバリー中 (Recovering)」が表示される可能性があります。