Easy Tier の自動データ配置の要件、推奨事項、および制限

IBM® Easy Tier® 機能をシステムで使用する際には、制限がいくつかあります。

  • Easy Tier 機能では、以下の多層型ストレージ構成がサポートされています。
    • ファイバー・チャネル接続のハード・ディスク (HDD) を備えたストレージ・プールにおけるローカル (内部) シリアル接続 SCSI (SAS) フラッシュ・ドライブ
    • ファイバー・チャネル接続のハード・ディスク (HDD) を備えたストレージ・プールにおける外部ファイバー・チャネル接続フラッシュ・ドライブ
  • 最適なパフォーマンスを確保するために、ストレージ・プールの Tier 内のすべての MDisk は同じテクノロジーと同じパフォーマンス特性を持つものにしてください。
  • Easy Tier の自動データ配置は、ボリューム・コピー (イメージ・モードまたは順次) ではサポートされません。このようなボリュームに対する入出力モニターはサポートされていますが、イメージまたは順次ボリューム・コピーをストライプ・ボリュームに変換してからでなければ、エクステントをマイグレーションすることはできません。
  • 自動データ配置およびエクステント入出力アクティビティー・モニターは、ミラーリングされたボリュームの各コピーでサポートされます。Easy Tier 機能は、各コピーを、他のコピーには関係なく処理します。例えば、それぞれのコピーに対する Easy Tier 自動データ配置は、他のコピーとは関係なく有効または無効に設定できます。
  • システムは、新規ボリュームまたはボリューム拡張を作成する際、可能な場合には Enterprise Tier のエクステントを使用します。ただし、必要に応じて、システムは Tier 0 フラッシュ、Tier 1 フラッシュ、Nearline Tier のエクステントを使用します。
  • Easy Tier 機能で管理されるストレージ・プールからボリュームがマイグレーションされた場合、そのボリュームでは、Easy Tier の自動データ配置モードはもはやアクティブな状態ではありません。また、Easy Tier 自動データ配置が有効になっている 2 つのプール間でボリュームのマイグレーション中は、自動データ配置はオフになります。マイグレーションが完了すると、このボリュームに対する自動データ配置が再び有効になります。

force パラメーターを使用して MDisk を削除する場合の制限

force パラメーターを使用して MDisk をストレージ・プールから削除する場合、使用中のエクステントは、可能な場合には削除される MDisk と同じ Tier の MDisk にマイグレーションされます。その Tier に十分なエクステントが存在していない場合は、他の Tier のエクステントが使用されます。

エクステントのマイグレーション時の制限

Easy Tier の自動データ配置がボリュームに対して有効になっている場合、migrateexts コマンド・ライン・インターフェース (CLI) コマンドをそのボリュームに対して使用することはできません。

ボリュームを他のストレージ・プールにマイグレーションする場合の制限

システムでボリュームを新規ストレージ・プールにマイグレーションする場合、汎用 Flash Drive Tier と、Flash Tier、Enterprise Tier、または Nearline Tier との間の Easy Tier 自動データ配置は一時的に中断されます。ボリュームが新規ストレージ・プールにマイグレーションされた後に、該当する場合は、新しく移動されたボリュームに対して汎用フラッシュ・ドライブ Tier と、Flash Tier、Enterprise Tier、または Nearline Tier との間の Easy Tier 自動データ配置が再開されます。

システムは、ストレージ・プールから別のストレージ・プールにボリュームをマイグレーションする場合、新規ストレージ・プール内でも、各エクステントを元のエクステントと同じ Tier のエクステントにマイグレーションしようとします。ターゲット Tier が使用できない場合など、場合によっては他の Tier が使用されることもあります。例えば、汎用フラッシュ・ドライブ Tier は新規ストレージ・プールでは使用できない場合があります。

新規ストレージ・プールで自動データ配置が使用可能になっている場合は、ボリュームが新規ストレージ・プールへの移動を完了した後に、保留の Easy Tier 状況変更が割り当てられます。この状況変更は古いストレージ・プール内でのボリューム使用に基づくものですが、新しい状況は新規ストレージ・プール内で受け入れられます

ボリュームをイメージ・モードにマイグレーションする場合の制限

Easy Tier 自動データ配置では、イメージ・モードはサポートされていません。この状態では、自動データ配置は実行されません。 Easy Tier 自動データ配置モードがアクティブな状態でボリュームがイメージ・モードにマイグレーションされた場合、Easy Tier 自動データ配置モードはそのボリュームではもはやアクティブな状態ではありません。

イメージ・モードのボリュームの評価モードは、Easy Tier 機能でサポートされています。