ファイバー・チャネル・ポート・マスキング
ファイバー・チャネル・ポート・マスキングにより、ファイバー・チャネル・ポートの使用を制御します。ポートを同じローカル・システム内の他のノードとの通信に使用するかどうか、およびパートナー・システム内のノードとの通信に使用するかどうかを制御できます。ファイバー・チャネル・ポート・マスキングは、ホストまたはストレージのトラフィックには影響を与えません。システム内のノード間通信とシステム間の複製にのみ適用されます。
ファイバー・チャネル・ポート・マスキングの有用性
ファイバー・チャネル・ポート・マスキングとは
ポート番号は、ファイバー・チャネル入出力ポート ID (lsportfc コマンドで表示) を表します。
ポート・マスクはゼロと 1 から成るストリングです。ストリングの最後の数字は、ポート 1 を表します。それより前の数字は最後から順にポート 2、ポート 3 というように続きます。ポートの数字が「1」の場合、そのポートが有効であり、システムはそのポートでのトラフィックの送受信を試みます。数字が「0」の場合、システムはポートでのトラフィックの送受信を行いません。ストリング内の数字の数がポート番号を個別に設定するのに十分でない場合、該当するポートはトラフィックに使用できません。
例えば、8 つのファイバー・チャネル・ポートを持つノードでローカル・ポート・マスクが「00001100」に設定されている場合、ポート 3 および 4 はシステム内の他のノードと接続できます。その他のファイバー・チャネル・ポートは、ノード間通信には使用できません。
ポート・マスクは chsystem CLI コマンドを使用して設定します。
SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 のポート・マスキングの例
次の表に、8 個、12 個、および 16 個のファイバー・チャネル・ポートを備えた 2145-SV1 システムに推奨されるポート・マスキングを示します。ポート・マスクの例の 0 と 1 の数は、ポートの数と一致しています。
| カード/ポート | 8 ポート | 12 ポート | 16 ポート | SAN ファブリック |
|---|---|---|---|---|
| スロット 3 ポート 1 | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | A |
| スロット 3 ポート 2 | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | B |
| スロット 3 ポート 3 | クラスター内 | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | A |
| スロット 3 ポート 4 | 複製またはホスト * | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | B |
| スロット 4 ポート 1 | ホスト/ストレージ | クラスター内 | クラスター内 | A |
| スロット 4 ポート 2 | ホスト/ストレージ | クラスター内 | クラスター内 | B |
| スロット 4 ポート 3 | 複製またはホスト * | 複製またはホスト * | 複製またはホスト * | A |
| スロット 4 ポート 4 | クラスター内 | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | B |
| スロット 6 ポート 1 | ホスト/ストレージ | ホスト/ストレージ | A | |
| スロット 6 ポート 2 | 複製またはホスト * | 複製またはホスト * | B | |
| スロット 6 ポート 3 | クラスター内 | クラスター内 | A | |
| スロット 6 ポート 4 | クラスター内 | クラスター内 | B | |
| スロット 7 ポート 1 | ホスト/ストレージ | A | ||
| スロット 7 ポート 2 | ホスト/ストレージ | B | ||
| スロット 7 ポート 3 | ホスト/ストレージ | A | ||
| スロット 7 ポート 4 | ホスト/ストレージ | B | ||
| localfcportmask | 10000100 | 110000110000 | 0000110000110000 | - |
| partnerfcportmask | 01001000 | 001001000000 | 0000001001000000 | - |
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* 複製が行われていないときにホスト/ストレージに使用します。 ** 複製とクラスター内トラフィックに同じポートを使用しないでください。 |
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