優先順位フロー制御の VLAN の変更
仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) 設定を変更して、イーサネット・トランスポート用にネットワーク・トラフィックを分離することができます。
システムは、システム、ホスト接続、ストレージ仮想化、および IP 複製のトラフィックで VLAN 構成をサポートします。VLAN は、優先順位フロー制御 (PFC) で使用できます。この制御は、ネットワーク内でスイッチおよびアダプター・ポートで有効なメカニズムです。PFC では、すべてのタイプのトラフィックに対して異なるクラスを作成し、輻輳 (ふくそう) 時におけるネットワーク・パフォーマンスを向上します。 PFC を想定どおりに動作させるには、ネットワークとそのコンポーネントを正しく構成する必要があります。 例えば、1 つのポートが複数のタイプのトラフィック (ノード間通信、ホスト接続、およびストレージ) 用に使用される場合、それらのトラフィック・タイプのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。システムは、ノード間通信、ホスト接続トラフィック、およびストレージ仮想化トラフィックのトラフィックに対するシステム全体の PFC 設定をサポートします。PFC 機能は、IP 複製トラフィックではサポートされていません。PFC 機能を使用する IP のバージョンに VLAN タグを割り当てる必要があります。
ノードの VLAN の変更
- サポートされているブラウザーで、ノードのサービス IP アドレスを入力します。
- サービス・アシスタント GUI で、「ノード IP の変更」を選択します。
- ドロップダウンからノードを選択します。サービス・アシスタント GUI に、選択されたノードに構成されているすべてのポート IP アドレスが表示されます。
- 構成されている各 IP アドレスの VLAN 設定が同じであることを確認します。VLAN ID が一致していない場合は、ポート IP アドレスを選択して、「変更」を選択します。
- 「VLAN」フィールドに、ポート IP アドレスの正しい VLAN ID を入力します。
- 「保存」をクリックします。
- ノードに対して VLAN 設定を構成した後、ノード間トラフィックに対して PFC を構成できます。注: 同じポートを異なるタイプのトラフィック用に共有している場合は、PFC および Enhanced Transmission Selection (ETS) の設定を構成する必要があります。
ホスト接続用の VLAN の構成
- ホストからの入出力を中断せずに VLAN タグ付けを構成するには、すべてのホストに複数のポートとマルチパス・ドライバーが必要です。さらに、それぞれのホストを、システム上の各ポートに対する複数のセッションで構成する必要があります。
- システムへの代替パスで入出力が継続できるように、各セッションを一度に 1 つずつ停止させる必要があります。
システムの旧バージョンを稼働している場合、ホスト・セッション用の VLAN タグの構成は中断を伴うプロセスになります。
- ホスト上で、iSCSI または iSER 接続に使用するホスト・ポートの VLAN を構成します。この手順を実行するには、適切なホストの資料を参照してください。
- すべての仲介スイッチについて、ポートの接続ごとに VLAN タグを使用してスイッチを構成します。この手順を実行するには、適切なスイッチの資料を参照してください。
- VLAN タグを構成するポートがホスト接続に使用されていることを確認します。 管理 GUI で、を選択します。選択したポートの「ホスト接続」列に「はい」が表示されていることを確認します。 「いいえ」が表示されている場合、ポートを右クリックして「iSCSI ホストの変更」を選択し、「使用可能」を選択します。
- 以下の手順を実行し、適切な VLAN タグを使用してシステムのポートを構成します。
- 管理 GUI で、を選択します。
- VLAN を構成するポートを右クリックし、と選択します。
- 「VLAN の変更」ページで、IP 接続に対して VLAN を有効にすることを選択します。
- VLAN タグを入力し、フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグを使用するかどうかを選択します。フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグが存在しない場合、ホストはボリュームにアクセスできなくなる可能性があります。アクセス不能とならないようにするには、フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグを使用することを選択します。
- 「変更」をクリックする。
- ホスト接続用に VLAN 設定を構成した後、ホスト接続トラフィックに対して優先順位フロー制御 (PFC) を設定していることを確認します。注: 同じポートを異なるタイプのトラフィック用に共有している場合は、PFC および Enhanced Transmission Selection (ETS) の設定を構成する必要があります。
ストレージ仮想化用の VLAN の構成
外部ストレージ・システム用に構成されている IP アドレスの VLAN タグ付けがサポートされています。システムと外部ストレージ・システムが互いにアクセスするには、システム上のノードのポートと外部ストレージ・システム上のポートに対して同じ VLAN ID が構成されている必要があります。さらに、あらゆる接続問題を回避するために、イーサネット・ネットワーク上に VLAN 設定を構成する必要があります。3 つ以上のポートが使用可能な場合は、iSCSI ホスト、リモート・コピー、およびストレージ・システムにそれぞれ異なるポートを構成してください。
- ストレージ・システム上で、イーサネット接続に使用するポートに VLAN を構成します。この手順を実行するには、適切なストレージの資料を参照してください。
- すべての仲介スイッチについて、ポートの接続ごとに VLAN タグを使用してスイッチを構成します。この手順を実行するには、適切なスイッチの資料を参照してください。
- VLAN タグを構成するポートがストレージ・システム接続に使用されていることを確認します。 管理 GUI で、を選択します。選択したポートの「ストレージ・ポート」列に「使用可能」が表示されていることを確認します。 「使用不可」が表示される場合は、ポートを右クリックして「ストレージ・ポートの変更」を選択し、そのポートをストレージ・システムへの iSCSI 接続に使用可能にしてください。
- 以下の手順を実行し、適切な VLAN タグを使用してシステムのポートを構成します。
- 外部ストレージ接続用に構成されているノード・ポートを右クリックして、「VLAN の変更」を選択します。VLAN の有効化を選択します。
- VLAN タグを入力し、フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグを使用するかどうかを選択します。フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグが存在しない場合、ホストはボリュームにアクセスできなくなる可能性があります。アクセス不能とならないようにするには、フェイルオーバー・ポートに同じ VLAN タグを使用することを選択します。
- 「変更」をクリックする。
- ストレージ仮想化用に VLAN 設定を構成した後、システムからストレージへのトラフィックに対して PFC を設定していることを確認します。注: 同じポートを異なるタイプのトラフィック用に共有している場合は、PFC および Enhanced Transmission Selection (ETS) の設定を構成する必要があります。ストレージ仮想化に対する PFC 設定について詳しくは、優先順位フロー制御の構成を参照してください。