ESXi オペレーティング・システムの構成
VMware ESXi を実行するホストをシステムに接続するには、事前に VMware ESXi オペレーティング・システムを構成しておく必要があります。
始める前に
- システムを取り付ける必要があります。
- 適切なホスト・バス・アダプターを取り付け、最新のドライバーとファームウェアが適用されていることを確認する必要があります。
このタスクについて
手順
- VMware vSphere クラスター内の物理 ESXi ホストごとにワールド・ワイド・ポート名 ID (WWPN) を使用して、ホスト・オブジェクトを定義します。
-
vSphere クラスターに複数の物理 ESXi ホストがある場合は、ホスト・クラスターを作成し、各 ESXi ホスト・オブジェクトをメンバーとして追加します。
ボリュームを ESXi ホストにマップする場合は、すべての共有ストレージの共有ホスト・クラスター・マッピングを作成して、ESXi ホスト間で同じボリュームの一貫性のある SCSI ID を確保してください。ESXi ホストがシステム上のボリュームから SAN ブートされている場合は、これらのボリュームに専用マッピングを使用します。
-
次の CLI コマンドを実行して、マルチパス設定を確認します。
# esxcli storage nmp device list -d naa.<UUID of volume>出力は、次の例のようになります。naa.6005076400840110700000000000008c Device Display Name: IBM Fibre Channel Disk (naa.6005076400840110700000000000008c) Storage Array Type: VMW_SATP_ALUA Storage Array Type Device Config: {implicit_support=on; explicit_support=off; explicit_allow=on; alua_followover=on; action_OnRetryErrors=on; {TPG_id=16,TPG_state=AO}{TPG_id=17,TPG_state=ANO}} Path Selection Policy: VMW_PSP_RR Path Selection Policy Device Config: {policy=rr,iops=1,bytes=10485760,useANO=0; lastPathIndex=1: NumIOsPending=0,numBytesPending=0} Path Selection Policy Device Custom Config: Working Paths: vmhba4:C0:T0:L250, vmhba3:C0:T0:L250以下の設定を確認してください。- IBM® ボリュームの Storage Array Type プラグインが、VMW_SATP_ALUA に設定されている。
- パス選択ポリシーが RoundRobin に設定されている。
- システム上のできるだけ多くのポートにわたって入出力を均等に分散するために、Round Robin IOPS が 1 に設定されている。この変更を行う方法については、次の Web サイトで VMware 情報を参照してください。Adjusting Round Robin IOPS limit from default 1000 to 1 (2069356)
-
ATS ハードウェア加速ロックを有効にし、ATS-only public に設定します。
現在の設定を確認するには、次の CLI コマンドを使用します。
# vmkfstools -Ph -v1 /vmfs/volumes/<datastore_name> | grep Mode Mode: public ATS-onlyデータ・ストア・モードが public ATS-only を報告していない場合は、次の 2 つのオプションのいずれかを検討してください。- LUN を作成し、VMFS5 データ・ストアまたは VMFS6 データ・ストアを作成し、Storage vMotion を使用して、仮想マシンを新しいデータ・ストアにマイグレーションする。
- 影響を受けるすべてのデータ・ストアで ATS-only を適用する。この処理では、最初にデータ・ストアへのすべての入出力を停止する必要があります。詳しくは、Change VMFS Locking to ATS-Only を参照してください。ATS モードを変更するには、次の CLI コマンドを使用できます。
この CLI コマンドは、以下の CLI コマンドにパラメーターとして渡される装置の UUID を提供します。# vmkfstools -Ph -v1 /vmfs/volumes/<datastore_name> | grep -A 1 Partitions Partitions spanned (on "lvm"): naa.6005076400840110700000000000008b:1# vmkfstools --configATSOnly 1 /vmfs/devices/disks/naa.6005076400840110700000000000008b:1
-
XCopy 転送サイズを 4096 に設定します。
# Get-VMHost | Get-AdvancedSetting -Name DataMover.MaxHWTransferSize | select Entity, name, value Entity Name Value ------ ---- ----- vmlab11c2.ssd.hursley.ibm.com DataMover.MaxHWTransferSize 4096 -
VMware ESXi ホストで使用される一連の SCSI コマンドである VAAI を使用して、操作をストレージ・アレイにオフロードします。
HardwareAcceleratedMove、HardwareAcceleratedLocking、および HardwareAcceleratedInit を使用可能にします。
# Get-VMHost | Get-AdvancedSetting -name *HardwareAccelerated* | select Name, value Name Value ---- ----- DataMover.HardwareAcceleratedMove 1 VMFS3.HardwareAcceleratedLocking 1 DataMover.HardwareAcceleratedInit 1 - 可能であれば必ず、SCSI タイムアウトが少なくとも 60 秒に設定されるようにゲスト仮想マシンを設定します (ただし、120 秒をお勧めします)。変更する設定については、ホスト・ベンダーの資料を参照してください。
-
ボリューム当たりのパス数は、8 以下をお勧めします。
ただし、中断なしのボリューム移動などの操作時に、入出力グループのファイバー・チャネル・ターゲット・ポート・モードが transitional である場合、または IBM HyperSwap® が構成されている場合は、ボリューム当たり最大 16 個のパスがサポートされます。ご使用の VMware ESXi バージョンの装置およびパスの最大数については、VMware の資料を参照してください。
-
vSphere Storage vMotion を使用して入出力待ち時間に基づいて仮想マシンをマイグレーションするデータ・ストア・クラスターを使用する場合、システム要件を理解することが重要です。
- 各 LUN に、分離され独立したパフォーマンス特性があることを確認します。
- 可能な場合、従来の回転 (非 SSD またはフラッシュ) メディアから作成されたアレイまたは管理対象ディスクを使用する場合は特に、異なるプールからの各ボリュームを提示します。
- データ・ストア・クラスター内の各 LUN の優先ノードを確認して、入出力グループ内のノード間の均等な配分を確保します。
- 所定の VM は、データ・ストア・クラスター内のデータ・ストア間でマイグレーションできます。動的入出力ワークロードと EasyTier の対応方法に注意してください。以下のいずれかの作業を行います。
- EasyTier を使用する場合、自動ストレージ・マイグレーションを無効にします。
- データ・ストア・クラスターで使用されるすべての LUN 間で、1 つの Storage Tier を使用します。
- 各 LUN に、分離され独立したパフォーマンス特性があることを確認します。
-
デュアル・サイト・トポロジーがある場合は、以下の要件を考慮します。
- VMware ESXi ホストが HyperSwap ボリュームにマップされる場合、またはシステム・トポロジーが stretched に設定される場合、ホストおよび仮想マシンの DRS グループを使用して、特定の VM が同じサイト内の他のホストにのみ移動できるように制限することを検討してください。
- VMware ESXi ホスト・オブジェクトには、不要なサイト間トラフィックを回避するようにサイトが設定されている必要があります。